鍼灸で治療する

見直される代替療法

病気を治す、となると病院へ行きお医者さんの診療を受けますよね。その時に病院で受ける医療は、西洋医学にもとづいたものであり、現在病気の治療法としては主流のものとなっています。

しかし、こうした西洋医学の他にも、古来から伝わってきている医療方法というものが世界各国に残っており、中国・韓国・日本などの鍼灸やインドのアーユルヴェーダ、ヨーロッパのアロマセラピーなどが代表的なものとしてあげられます。いずれも体のツボ刺激や自然界にある植物の薬効を利用したりして、本来私たちの体が備え持っている「自己治癒力」を高める事によって症状を改善していくものです。

これらの治療法は、今西洋医学の見地からも治療をしていくにあたっての「代替療法」として注目されています。即効性はあるが体に負担が大きい西洋医療と、体に負担のかかりにくい代替療法を組み合わせる事によって、患者さんにとってより安全で負担の少ない治療効果が期待できるのです。

矢崎 智子先生

鍼灸の有効性

私たち日本人にもなじみのある「鍼灸」ですが、どちらかというと腰痛や肩こりといった不調の治療、という印象をお持ちの方が多いかと思います。

しかし、「鍼灸」は東洋医学における治療方法の一つで、筋肉的な不調だけでなく、内臓疾患などの病気の治療にも活用されているのです。その治療法は、専用の細い針(用途や場所によって長さが違います)やお灸で、体に無数にある反射区(ツボ)を刺激することによって、そのツボに関連した場所の滞りを改善し、正常に機能するように働きかける、といったものです。

効き目には個人差がありますし、副作用的な事も全くないとは言えませんが、間接的な刺激による治療のため、体にかかる負担は西洋医学に比べて非常に少ないのが特徴です。

体のゆがみと冷え

不妊でお悩みの方の体は、バランスを欠いている状態である事がとても多いです。そして、そんなバランスの崩れを引き起こしている要因に、体のゆがみと冷えが関連していると考えられています。

必ずこうだというわけではありませんが、不妊女性の場合は血行不良による体の冷えや上半身のねじれ、骨盤の下がり、お腹が硬くなっている、という特徴が見受けられるそうです。

また男性の場合も同様で、特に骨盤が下がっている体系の方が多いそうです。東洋医学においては、こうした体のゆがみや冷えを改善し、体のバランスを整える事によって妊娠しやすい体へ向かわせる、というのが中心となります。西洋医学の治療では多くの薬剤を投与などで、体にかかる負担はおおきく良好な状態を保ち続けるというのは、少し難しいようです。ですので、東洋医学を活用し体のバランスを整えながら治療していく、というのも良い選択肢であると思います。

赤ちゃんとお母さん