不妊症の検査と診断

不妊の分類

不妊の分類には、いくつかの分け方があります。不妊の原因が夫婦のどちらかにあるという点では、「女性不妊」と「男性不妊」に分けられます。

これまでの妊娠の有無に着目する場合は、夫婦間で過去に1回も妊娠に至らない「原発不妊」と、夫婦間で少なくとも1回は妊娠が成立したものの、その後は生殖可能な年齢でありながら妊娠しない「続発不妊」に分類されます。

不妊の原因が診断可能か否かでは、原因が明らかな「不妊」と、原因が明らかでない「機能性不妊」に分けられます。

男女双方が検査を受けても、ともに異常が認められないケースは「機能性不妊」(原因不明不妊)と呼ばれ、施設によっても異なりますが、不妊症の約10~20%に相当すると考えられています。不妊の原因が特定できないため、明確な治療方針が立てにくいという問題があります。

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どんな検査をするの?

不妊の検査には「一般不妊検査」と「特殊不妊検査」の2種類があります。
一般不妊検査は全員が受けるもので、不妊の原因をさぐるための基本的なな検査項目を一通り調べます。特殊不妊検査では、さらに詳しい検査が必要と診断された場合に受けるものです。
これらの不妊検査に先立って、まず、初診時には問診や内診、触診などの一般的な検査が行われます。


さらに詳しい検査法

前述の基本的な不妊検査で、体内に異常がある可能性ありと判断された場合、さらに精密検査をおこなって詳しく調べていきます。

検査の内容としては、「子宮鏡検査」「腹腔鏡検査」「子宮内膜組織検査」「抗精子抗体検査」をおこないます。「子宮鏡検査」「子宮内膜組織検査」は子宮内膜や子宮膣内の検査で、時間はかからず日帰りでの受診が可能です。

「腹腔鏡検査」は卵管や卵巣の異常を調べる検査で、腹腔鏡を使っての施術のため1~5泊程度の入院が必要となります。「抗精子抗体検査」は採血をし、抗精子抗体が女性側にあるかどうかを調べます。また、「血中LH検査」などの排卵日を予測する検査も同時におこなっていくことで、より妊娠への近道を模索していきます。

さらに詳しい検査法

こういった様々な検査でも原因がわからなかった場合、機能性疾患による不妊の可能性が高いと思われます。機能性疾患による不妊は根本的治療が必要です。原因がわからないまま不妊治療を続けてもなかなかうまくいきません。

当クリニックでは、通常の保険診療内以上の詳細な検査で、機能性疾患の原因を突き止め、治療することで不妊を改善していきます。原因不明の不妊にお悩みならば、統合医療の受けられるクリニックで詳しい検査を行うことをお勧めします。